年末調整に向けての準備をしよう

こんにちは。張間です。
早いもので季節も秋になりましたね。「秋と言えば読書。」ですね!皆様本は読んでいますか?私は最近少しですが読むようになりました。統計では活字離れが進みつづけで、まったく読まない人が50%程のようです。現在はネットの影響もあり映像コンテンツも豊富に、手軽に利用できるようになりましたし、本を手に取ることが減ったのかもしれませんね。私も映画は好きでよく見るのですが、本はたまに見る程度です。これからは活字を読んで気付いたことをお伝えしたり、語彙力をつけて、ブログにも反映できればと思ってます。では、秋は本を読みましょう。

さて、前置きが長くなりましたが、今回のテーマは年末調整について。
10月も後半に入り後2カ月ほどで、年末調整の時期となりました。
今回が初めての年末調整の方、今年従業員を初めて雇用した事業主、まだまだ年末調整新米(私もですが(・・;))の方、たくさんおられるかと思います。今回は簡単に年末調整の準備運動として見ていきたいと思います。

年末調整は早めに準備を始めましょう
年末調整はサラリーマンのイメージですが、個人事業主でも従業員を雇ったら年末調整が必要です。ですから、年末調整に備え、早めに必要書類の準備をしましょう。年末調整はタイトなスケジュールですのでそろえられるものであれば出来るだけ早めに用意しましょう。おそらく痛い目に合います。ただ、事業主が従業員の年末調整を行わなければ、従業員自身が確定申告しにいかなければなりません。この場合は確定申告のことをお伝えしてください。

初めての年末調整
はじめて年末調整をする事業主や経理の方は、何から手をつけていいかわからず戸惑うこともあるかと思います。ですから、あと2ヶ月ある今から準備運動をしておきましょう。

まずは必要書類
従業員に準備してもらうもの
年末調整のために動き出すには従業員の協力が必要不可欠です。早めに年末調整をする旨を伝え、事前に必要書類を書類を準備してもらいましょう。
・中途入社の場合、以前の会社の源泉徴収票
・生命保険料控除証明書
・地震保険料控除証明書
・国民健康保険、国民年金保険料の金額
・小規模企業共済・心身障害者扶養共済制度の掛金額
・住宅借入金等特別控除の明細書
※扶養家族がいる方は家族の氏名や生年月日も確認しておきましょう。
ちなみに、医療費控除などある方には、自身での確定申告が必要な旨を伝えておいてください。

会社、事業主が準備するもの
・扶養控除等申告書 所得控除の対象となる扶養親族や配偶者の状況について記載します。
・保険料控除申告書 生命保険料、地震保険料などの保険料控除を受けるために行ないます。
・配偶者特別控除申告書 配偶者のパート収入等が141万円未満である場合、適用可能です。
上記の書類は送られてくることもありますが、送られてこなければ、税務署に取りにいってください。手に入れたら従業員に渡し、早めに内容をかいてもらいましょう。

必要書類が集まってから
一年の給与所得に対して、実際に係る所得税の年税額を計算し、年税額の方が多ければ差額を徴収し、少なければ還付します。年末調整で計算された税額を翌年1月10日までに納付を行ないます。また、納期特例の場合は納付期日が1月20日までとなります。

提出書類
・従業員に源泉徴収票を交付します。
・法定調書合計表の提出
 翌年1月31日までに、給与等の支払金額を記載した法定調書合計表を、所轄税務署に提出する必要があります。
・給与支払報告書の提出
 翌年1月31日までに、市区町村に対し給与支払報告書を提出する必要があります。

簡単に書きましたが、今から少しだけでも準備を始めれば余裕をもって臨めるかと思います。余りにも簡単に書きましたので、年末調整が近づきましたらもう少し詳しく説明できればと考えております。
では、また次回もよろしくお願い致します。

松岡会計事務所 張間